あなたの身体にぴったりの発酵食品を見つけるヒント

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「発酵食品は健康に良い」と人気が続いていますが、自分の身体にどの発酵食品が合うのか、知っていますか？

それぞれの遺伝子や腸内細菌叢の特徴もあるので、同じ発酵食品でも、合う合わないの相性があるのではないかと思います。

例えば、人気の発酵食品の一つ、ヨーグルトをとっても、種類が非常に豊富な為、どれが自分に合っているかどうかを確認することは難しいですよね。
同様に、当社の扱う「米麹甘酒」や「麹調味料」においても、美味しさは選べるかもしれませんが、健康的に合う・合わないを選ぶことは簡単ではありません。

そこで今回は、MUROで私達が実践した、比較的見分けやすい方法をご紹介したいと思います。

便は身体からのサイン

どの発酵食品が自分の身体に合っているかを探る方法は「便を観察すること」です。

その為に、まずはマインドセットを改めることが第一歩。
一昔前は、便は「臭いものには蓋をする」の「臭いもの」として扱いを受け、現代もその概念が続いているように思いますが、これからは健康のバロメーターとしての貴重なサインになる時代に入っていくような気がしています。

もっと昔、江戸時代には、便は良き肥料となり、売り買いもされ貴重なものだったようです。
臭いものとして、疎まれるようになったのは、衛生的な概念が世界標準になっていったことが大きいですが、動物性食品、特に加工食品が増えていき、化学物質が食品に含まれる様になってから物資的にも変化があったことが重なっていったからではないかと考えます。

ブリストルスケールで
食品と身体の相性チェック

さて、ここでより現実的に実践いただく為に紹介したいのが、便の性状を観察する「ブリストルスケール」です。

ブリストルスケールとは、便の形状を7つの異なるタイプに分類する方法で、個々の腸の健康状態を視覚的に評価するために用いられます。
このスケールは1997年にイギリスのブリストル大学で開発され、便の形状から消化の問題を発見する手がかりを提供しているものです。

このブリストルスケールを用いることで、自分の食生活がどのように腸に影響を与えているかを把握しやすくなります。

意図的に発酵食品を摂取した後の便の形状の変化を確認し、注意を払うことで、どの発酵食品が自分の体に適しているか、または合わないかの判断材料とすることが可能です。

例えば、MUROには複数の米麹甘酒がありますが、特定の米麹甘酒を摂取した後に便のタイプが理想的な形状(タイプ4)に近づく場合、その食品が腸内環境に良い影響を与えている証拠となり得ます。
逆に便の状態が悪化する場合は、その食品が合わない可能性があります。

その因果関係を見ることで精度が向上し、このような自己観察を通じて、自分に合った発酵食品を見つけ、腸内環境の改善を図ることができます。

自分の身体を知り、選択する

食べた物が私たちそのものを構成します。

これは、発酵食品を食べた後だけでなく、肉の種類や部位、野菜、果物類を摂った後など、観察の範囲を広げていくことで、その因果関係を掴み、選択していけると思います。

それぞれの成分まで掘り下げて因果関係を見出せるならば、私たち自身が、自らの身体の医師、とまではいかないまでも健康診断士になれるのではないでしょうか。