MUROの出張授業!「Loohcs高等学院 調理実習」
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こんにちは、MUROでレシピ開発を担当している溝口と申します。
プライベートでは、5歳の男の子のママとして奮闘する毎日です。
先日、Loohcs(ルークス)高等学院さんで調理実習の出張授業を行いました。
「発酵や麹を身近に感じられるような、楽しい授業にしてほしい」とのことで、細かい授業設計や実際に何を作るかなどは、私に一任していただきました。
発酵や麹を通して伝えたかったこと
発酵や麹についての座学をしてから調理をする、という大まかな授業設計についてはすぐに決まったのですが、そこからは悩みの連続。
「何をどこまで教えよう、伝えよう…。」
悩んでいる私に息子が声をかけてくれました。
「僕は、保育園のクッキングで、自分が作ったものをお友達が食べてくれて嬉しいなって思ったり、自分で作ったものって美味しいなって思ったりするよ。」
その言葉を聞いて、ハッとしました。
私が伝えたかったことは、実はとてもシンプルなことだったんだな、と。
まずはただただ、仲間や家族と食卓を囲んで、食べることを楽しんでほしい。
そしてもちろん、実際に作る中で感じるあれこれもまた、五感そのままに楽しんでほしい。
楽しい、美味しいのついででもいいから、料理にかかる手間ひまや、健康のためのひと工夫についても知ってもらえたら。
そんな思いで、授業内容をまとめていきました。
「おいしい」は「楽しい」
調理実習当日。まずは座学から。
いろいろなことを学生さんに問いかけながら進めました。
「発酵と腐敗の違いってなんでしょう?」「発酵に関わる微生物ってどんなのがあるか知ってる? ◯◯菌、みたいなものなんだけど…」
学生さんは元気よく「乳酸菌!」「酵母?」と思い思いに答えてくれて、とてもスムーズに話が進められました。
そして、調理開始。
今回作ったのは「塩麹ささみチーズカツ」「腸活ポテトフライ」「自家製トマトケチャップ」「甘酒入り豆腐白玉団子」の4品。
学生さんには、レシピと大まかな流れだけを共有していて、細かな役割分担や流れはその場でおまかせにしていたので、手持ち無沙汰になってしまう子もいるかな?と少し心配していました。
ところが、みなさん柔軟に役割分担をしながら、私の想像以上にテキパキと動いてくれて、これは嬉しい誤算でした。
ギリギリまで悩んだレシピですが「トマトケチャップを作ろう!」というのは最初から決めていました。
多めに作って、ご家庭に持ち帰ってもらいたいと思っていたからです。
調理実習で作ったケチャップをおうちに持って帰ったら、親御さんと「今日の調理実習はどうだった?何を作ったの?」なんて話になるでしょう。 そんな楽しい会話のきっかけを作れたら、と。
もし、自分の息子が調理実習で作ったものを持って帰ってきたら、それだけでものすごく嬉しいだろう。という親としての思いもありました。
そして、調理実習はどのグループも大成功。
試食の時間には、塩麹に漬けていないササミで作ったカツも食べて比較してもらったのですが、「塩麹につけた方が柔らかい!」と学生さんが驚いたように言ってくれた姿が印象的でした。
他にも、「ケチャップが美味しい」「(白玉に添えるひしおに対して)何これ!初めて食べたけど美味しい!」「お祭りとかの甘酒は苦手だけどこのゆず味は飲みやすい」などの声も聞こえてきて、本当に嬉しかったです。
最後にお土産として今回作ったケチャップと、MUROで販売している塩麹、ご家庭で簡単に麹を生かせるレシピを添えて持ち帰っていただきました。
心と体に、おいしい食事を
実は、私自身10年以上、心身の不調に悩まされてきました。
息子が1歳のときに始めた味噌作りがきっかけで麹の魅力にハマり、いろいろと学んでいく中で、日々の食事の積み重ねで身体が出来ていることを実感しました。
自分の体調を理解して、労わってあげられるのは自分自身です。
ルークスの教員の方と授業内容について打ち合わせていた時に、「正直、高校生にとって『健康』は少し遠いテーマで、シンプルに『麹使うと美味しい!甘酒美味しい!』ってことが伝わればそれでいいと思いますよ」とはっきり言っていただき、たしかにその通りだなと思いました。
何年後かに自分で料理を始めた時に、あるいはその先の何年後かに、健康が気になり始める歳になってきた時に「そういえば高校のころの調理実習で発酵とか麹が健康にいいって言ってたなぁ」とふと思い出してもらえたら。
体の内側から自分を労ること、いや、そこまで難しいことではなく、単に自分でこだわってごはんを作ると美味しいな、それを誰かと共有できるともっと美味しいな。
それを今回の授業で感じてもらえていたら、こんなに嬉しいことはありません。
MUROのレシピページ
MUROでは、麹調味料や甘酒を使った美味しいヘルシーなレシピを紹介しています!
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米麹・甘酒専門店 MURO神楽坂
MURO(むろ)は、麹を製造する神聖な場所「麹室(こうじむろ)」が名前の由来です。「KOJIを通じて、人々の健康や豊かな食に貢献する」をコンセプトにしたKOJI FOODS(麹を使った食品・調味料)やKOJI DRINK(甘酒)のブランドです。
取り扱っている米麹甘酒は全て、ノンアルコール・ノンシュガー・無添加。
店舗には管理栄養士や発酵食品ソムリエなど、甘酒好き、甘酒通のスタッフが体質やお好みを伺って お客様に合うような甘酒の種類や飲み方を提案しております。
沢山のこだわりの甘酒の中から、ぜひお気に入りの一本、お気に入りの作り手さんに出会って 日々の体と心の健康にお役立ていただけますと幸いです。