甘酒と白酒の違い

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こんにちは。米麹・甘酒専門店 MURO神楽坂です。

前回、前々回のブログと、甘酒における”違い”についてまとめたので、引き続き今回も甘酒と似ていて違うものについて書きたいと思います。

ということで、本日のテーマは『甘酒と白酒の違い』についてまとめてみました。

皆様、『白酒(しろざけ)』とはどんなものかご存知でしょうか。

ご存知の方は「雛祭りに飲むもの」という認識があるかと思いますが、見た目は甘酒ととても似ており、材料も似ているところが多いのです。

そもそも白酒とは、蒸したもち米にみりん(または焼酎・米麹)を加えて1か月程度寝かせ、熟成したもろみを臼で引き下ろして作られる飲み物です。

甘酒との大きな違いは、アルコール分を含む点で、白酒はアルコールを10%前後もあります。そして糖度は45%程度あり、米麹の作用により甘酒のように甘みが強いです。

なので白酒は、酒造法上のリキュールに該当しており、前々回のブログでかいた日本酒(家庭ではどぶろく)と同じように、法律上家庭で作ることは禁止されています。

アルコールを含むため、雛祭りのお祝いのお酒とはいえ、子どもにはあまり飲ませられないですね。なので、現在では代わりとして甘酒が飲まされます。

白酒は、室町時代から桃の節句で桃の花を浸して飲む風習がありました。

そもそも雛祭りとは、古代中国から、季節の変わり目に長寿と健康を願って厄払いしていた風習が伝わり、それが現在の雛祭りとなりました。また、桃が「長生きできる果物」という中国の言い伝えから、日本でも桃の花の入った桃花酒を飲むようになったと言われています。これがのちに白酒に変化したのが、雛祭りで白酒を飲む風習になりました。

そして童謡『うれしいひなまつり』でも、「すこし白酒 めされたか 赤いお顔の右大臣」と、歌詞の中に白酒が出てくるほど、桃の節句の風習として馴染んでいたことがうかがえます。

小さい頃から馴染みの童謡に、そんな由来があったことに驚きですね。

日本文化の知恵の一つとして生かしていただけると幸いです。

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

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